ブラッシュアップ急性腹症 第2版を拝読しました。
個人的に勉強になった点は以下の点です。
- 腹痛を伴えない患者群:お年寄り、麻痺、統合失調症
- 身体所見伴わない腹痛は2時間後に再度病歴聴取と身体診察
- 既往なくても6時間以上持続する初発の腹痛は外科的処置必要になることが多い
- 器質的障害を疑う+α→脂肪性下痢、嘔吐、血性下痢、発熱、白血球増多
- 診断がつけられない急性腹症:腸間膜動脈塞栓症、腹膜炎、潰瘍穿孔、急性膵炎、胆嚢膿瘍、肺塞栓、急性腎盂腎炎
腸管自体の問題→騒ぐ:腸蠕動音正常~亢進
腸管外の問題→黙る:腸蠕動音低下~消失
Gas-less film
- 右側大腸閉塞(回盲弁機能正常)
- Gastric outlet obstruction
- 全大腸型大腸炎(潰瘍性大腸炎など)