初めてChallenges in Infective Endocarditis. J Am Coll Cardiol 2017;69:325–44を読んで
GM耐性のEnterococcus IEに対してABPC+CTRXをみたときは衝撃でした。。
以下Infective Endocarditis in Adults: Diagnosis, Antimicrobial Therapy, and Management of Complications
Circulation. 2015;132:00-00より
腸球菌は3番目のIE起因菌
97%はEntercoccus faecalis
アミノグリコシドは腸球菌IEに対してい歴史的に使用されてきたが、耐性が25-50%と増加
βラクタムとVCMとGMに耐性あればDAPTとLNZの感受性検査を
Enterococcus faecalis Infectious endocarditisの
基本ABPC + GMだが
基本combination therapyだが
単剤治療のレジュメは高度耐性時にLNZ or DAPTのみ、ただし治療期間は6週以上
アミノグリコシド高度耐性ならABPC +CTRX(!、これは最初見た時は衝撃でした。)
2015ESCガイドラインでは、
アミノグリコシド高度耐性Enterococcus faecalis(MIC > 500mg/l)には
アンピシリンとセフトリアキソン併用(class IB、Clinical Infectious Diseases 2013;56(9):1261–8)ただし、両剤で6週
βラクタム耐性をもつペニシリン結合蛋白を阻害するシナジー効果があるとのこと(European Heart Journal (2009) 30, 2369–2413)
ABPC+GMの治療方法は歴史もあり、GMの短期終了も検討されていますが、他のレジュメでは基本短期にできるかは不明なため、長めに設定されている印象です。