2018年12月31日月曜日

ブラッシュアップ急性腹症第2版

ブラッシュアップ急性腹症 第2版を拝読しました。
個人的に勉強になった点は以下の点です。
  • 腹痛を伴えない患者群:お年寄り、麻痺、統合失調症 
  • 身体所見伴わない腹痛は2時間後に再度病歴聴取と身体診察
  • 既往なくても6時間以上持続する初発の腹痛は外科的処置必要になることが多い
  • 器質的障害を疑う脂肪性下痢、嘔吐、血性下痢、発熱、白血球増多
  • 診断がつけられない急性腹症:腸間膜動脈塞栓症、腹膜炎、潰瘍穿孔、急性膵炎、胆嚢膿瘍、肺塞栓、急性腎盂腎炎

腸管自体の問題→騒ぐ:腸蠕動音正常~亢進 
腸管外の問題→黙る:腸蠕動音低下~消失 

Gas-less film 

  • 右側大腸閉塞(回盲弁機能正常)
  • Gastric outlet obstruction
  • 全大腸型大腸炎(潰瘍性大腸炎など)