2009年9月30日水曜日

フラット化する世界と他流試合

インターネットや交通機関の発達で世界は、どんどん狭くなっている。最新情報へのアクセスは、やろうとしればどこでもできる時代になり、移動しようとすればわずかな時間で世界中どこへでも行ける。

そんな中、他流試合の大切さを感じている。自分の出身母体や得意分野のみにしがみついては、程度の差こそあれ井の中の蛙になってしまう。我流では通じない時代がすぐそこまで来ていると感じる。
そして、他流試合を多く経験でき、その経験を生かせるのはフットワークの軽い若いうちだけだ。

決して出身母体の悪い所だけをみて辟易とし、「隣の芝は青い」理論で、外に出たがるのではない。どこの出身母体でも、完璧なところはなく、いい点悪い点が混在している。外のいい点を学んで、出身母体のいい点悪い点を客観視すべきではないだろうか。特に、自分の出身母体は、地理的言語的民族的に限りなく閉鎖的であることがわかっているならば。

そんなことを考えながら、来年の外での実習が動き出した。

2009年9月28日月曜日

先週末

先週末、金曜が学会で先生方不在のため午前中で開放。久しぶりに上野に足を運んだ。
1st Universityの時、サーフェイスがクレー(土の表面)だったため、前夜に雨が降るとコートの改修(水が掃けて、ローラーで固めるという作業)で午前中はできないということもままあった。コートが乾くまで、上野の美術館・博物館を回って心を満たし、某ラーメン屋でお腹を満たし、また練習に戻るというのが、最上の贅沢コースだった。

国立西洋美術館 「古代ローマ帝国の遺産」→某ラーメン屋→東京都美術館「トリノ・エジプト展」
というコースを久しぶりに楽しんだ。
「古代ローマ帝国の遺産」は、ローマ人の物語を読み途中で、だいぶ背景知識を持っているだけに観ていて、思い入れができて楽しかった。
ローマもエジプトも日本も八百万の神を信じていた、信じている、という意味では、共通項があるだろう。自然への畏敬がより強い地域・時代には、このような傾向にあるのでは。(決して、一神教の地域だから畏敬がないと言っているわけではない。あくまで、全般的な傾向として)
某ラーメン屋に行ったら、ひどく味が薄く感じてしまった。確かに○年前は大好きだった味だったはずなのに。確かにI県は全体的に濃い目のラーメンが多い気がするが。味が変わったのか、舌が変わったのか、永遠の謎。

金曜夜は・・・飲み会。朝5時まで飲んでしまい、土曜の午前はおじゃんに(泣、たまにはこんな時間の使い方もいいのでは)
土曜午後はケースタの人達と感染症についての勉強会。久しぶりにまとまった時間を割いて勉強した。

日曜はPIPCベーシックコース。精神的疾患についての取っ掛かりは得られた気がする。

そして今日からまたいつもの日々・・・

2009年9月22日火曜日

偽膜性腸炎とlactobacillus

参加しているメーリスで偽膜性腸炎とlactobacillusの関係についての言及があり、興味があったので調べてみた。
偽膜性腸炎とは、抗菌薬などの薬剤を投与されたことが原因で、腸内の正常な菌の集まりが壊されてしまい、代わりに白い膜をつくる菌(Clostridium difficile )が増えてしまい、下痢などの消化器の症状が出る病気。腸内を生態系に例えるなら、人工的な影響で系が崩れ、ある特定の(微)生物が異常増殖してしまっている状態。

http://www.sciencedirect.com/science?_ob=ArticleURL&_udi=B6T7H-4VW50SP-3&_user=128923&_rdoc=1&_fmt=&_orig=search&_sort=d&_docanchor=&view=c&_acct=C000010078&_version=1&_urlVersion=0&_userid=128923&md5=d900350ad99d18be4a2820df072a1096
「Clostridium difficile 30 years on: what has, or has not, changed and why?」
に偽膜性腸炎の30年間の歩みがまとめられている。ここではラクトバチルスなどのプロバイオテクスは、まだ議論の余地があると記載されている。ただ魅力的な方法であるとの結語だけど。

http://www.bmj.com/cgi/content/full/bmj.39231.599815.55v1
「Use of probiotic Lactobacillus preparation to prevent diarrhoea associated with antibiotics: randomised double blind placebo controlled trial」
BMJ, doi: 10.1136/bmj.39231.599815.55, (Published 29 June 2007)
上記の孫引きでのRCTの論文。

そのほかに2006年に米国で同じような治験があったみたいだけど、その結果がどのペーパーかは探していない。
日本でも偽膜性腸炎の原因となる薬剤投与時にlactobacillusの特定の菌(菌名は忘れた)入りのヨーグルトを入院患者さんに出すといった取り組みを始めているところもあるそうだ。

Standstill

Yesterday, I was asked to dinner with my friends of Wandervogel club.

Some friend starts his job hunting. Other friends will move to Tokyo to start their new life and their new study next supring. I had to feel that time has passed.
On the other hand, one of my friends in prevoius University will be married next month. Another friend has a child.

All friends move next stage in their life.
I think I'm at a standstill. Therefore, I have to do what I can do now.

2009年9月21日月曜日

こころを診るための2冊

「精神疾患はつくられる―DSM診断の罠」 ハーブ カチンス
ACP内科医のための「こころの診かた」 ここから始める!あなたの心療

の2冊をこの休み中に読もうと思う。来週末にPIPCベーシックコースというプライマリーケアのための心療を勉強するコースを受講するためだ。
実習としても、精神科を回ることができず、自分がその方面が弱点だと自覚している。

前者は、以前に読んだ立花隆氏の書籍を紹介する本に載っていて、ぜひ読もうと思っていたままになっていた。図書館で偶然みつけた。
後者は、友達に薦められた。

2009年9月20日日曜日

目白押し

先週は水曜にM戸まで「県北レジデントセミナー」presented by T田先生
木曜は前回の記事のように毎度おなじみケースタ presented by はるさん
金曜はW手医師セミナー「ER」presented by T沢先生
土曜はIDATEN interactive case conference
と予定が目白押しだった。お陰様で、台所が大変なことになったまま・・・

水曜にM戸まで「県北レジデントセミナー」presented by T田先生
鑑別診断道場と銘打っているだけに、熱気がすごかった。教えよう+教わろうという気持ちが両方共に高かった。これから、実習に伺えるのが楽しみ。
青木先生のブログにも紹介されている・・・感激
http://blog.goo.ne.jp/idconsult/e/6dfb86d829adfd1c93561ee22f41969f
次回開催時は、自分が県北にいるはず。甘草でなぜCushingのような浮腫にならないのか調べよう。
県北の病院に実習にいっている同期に会えて良かった。

木曜は前回の記事のように毎度おなじみケースタ presented by はるさん
これは前記事参照。

金曜はW手医師セミナー「ER」presented by T沢先生
話しっぷりが半端なく面白かった。あのトーク力はすごい。あの域に達せるように、達人達の話し方を盗もう。一瞬で時間が経った。下手な有名人のトークより数倍磨かれていた。フロアを引き込む力は、①トークのテンポ、②随所の笑い、③そして明確かつ簡潔な伝えたいメッセージの3つだと、聴いていて思った。次回も楽しみ。
そして、時々青木先生の解説+つっこみ

土曜はIDATEN interactive case conference
遺伝子検査は、起因菌同定の最後の切り札。なんでも菌や真菌を同定できるプライマーがすでに実用化されているのは、知らなかった。
CA-MRSAの実態はいかに。激しい議論が交わされていた。地域や病院全体からみる感染制御の立場、主治医の立場、と立場によって微妙に選択が変わる。
途中で、隣にH川先生が座られて、驚いた。そして前にはO曲先生、さらにその前の司会席にO野先生、やば贅沢な状況に自分がいることに、びびってしまった。最後には、H川先生から話しかけていただいて、質問もできて大満足の一日だった。
もうシルバーウィークに思い残すことはない・・・たぶん。

2009年9月18日金曜日

case study 「下肢の痛みと浮腫」

9/17のケースタは、NEJMのcase report2003case18からの出題。
15歳女性
C.C.左背部痛・臀部痛

とりあえずこれだけのD/Dxは以下
皮膚:アトピー、帯状疱疹、薬疹、蜂窩織炎、丹毒、壊死性筋膜炎、接触性皮膚炎、
筋肉関節:筋肉痛、腸腰筋膿瘍
消化器:膵炎、胆石
腎泌尿器:尿路結石、腎盂腎炎
代謝内分泌:DM
血管:DVT

D/Dx②慢性反復の左殿部痛・左背部痛で、病歴だけからは、
皮膚:アトピー、帯状疱疹、薬疹、蜂窩織炎、丹毒、壊死性筋膜炎、接触性皮膚炎、ダニ虫さされ、慢性膿皮症、
筋肉関節:筋肉痛、腸腰筋膿瘍、脊椎炎(TB、強直性)、Reiter syndrome、乾癬性関節炎、脊柱管狭窄症、ヘルニア、外傷、
膠原病:PMR、SLE、
消化器:膵炎、胆石
腎泌尿器:尿路結石、腎盂腎炎
代謝内分泌:DM、甲状腺
血管:DVT
血液:MM
神経:MS、
婦人科:子宮内膜症、PID、
心因性:さ病

その後、problem毎に考えてみて
#1左殿部痛、左背部痛:脊椎炎(TB、強直性)、Reiter syndrome、乾癬性関節炎
#2前側頭部痛、しゅう明:PN、側頭動脈炎(+PMR)、偏頭痛、緊張性頭痛、群発頭痛、高安、
#3胸部圧迫感:自律神経失調
#4発汗、ほてり、掻痒感、頻脈
#5 WBC↑ESR↑

自己免疫、内分泌(甲状腺機能亢進)、MS、精神系あたりが怪しいということで、尿、血算(CRP,ESR)を検査したいということになった。

画像からは、脊椎カリエス、サルコイドーシス、腫瘍(meta、リンパ腫、白血病、骨肉腫、Ewing、カルチノイド→傍腫瘍症候群or交感神経幹?)が疑われた。特に脊椎カリエスでもツ反が有効なのは初めて知った。
話の方向は良かったが、最後の詰めができる程の知識&経験がないので、いつも最後は消化不良感が残ってしまう。NEJM case reportも回を重ねる毎に少しづつ消化できる範囲が広がっていっている。

2009年9月17日木曜日

case study 「易疲労感」

9/10のケースタ。

42歳男性、主訴は易疲労感ということで鑑別診断を挙げてもらった。

急性6か月以内
悪性腫瘍、膠原病、高体温期(女性)、筋ジストロフィー、重症筋無力症、電解質以上(低Na・K、)、DM、甲状腺機能亢進(低下)症、下垂体機能低下症、白血病、貧血、アレルギー性鼻炎、頭痛、妊娠(周産期)、更年期、薬物(ヒスタミン)、SAS、ナルコレプシー、摂食障害、栄養障害、肺水腫(病態?)、寄生虫?(サナダ、ヒストプラズマ)、IBD、IBS

慢性6か月以上
心不全、腎不全、肝不全、慢性感染症(HIV、結核、梅毒)、肺塞栓、喘息、COPDなどなど

じゃあ整理しようか・・・というところで症例に進んでしまったので、整理できずじまいだった。

case study 「呼吸困難」

9/3のケースタについて。
担当は自分だった。
呼吸困難を急性と慢性に分けて、鑑別を挙げてもらった。症例は前者について。

急性
肺・上気道:肺炎、喘息(アスピリン)、急性喉頭蓋炎、気管支炎、気胸、咽頭膿瘍、胸膜炎、サルコイドーシス、肺癌、結核
神経:横隔神経麻痺、テトロドトキシン、脳幹梗塞
循環器:心不全、MI、解離、PE、心タンポ、不整脈、アナフィラキシー、癌性心内膜炎(→心タンポ)、IE(→心不全)、弁膜症(AS,MR)
筋骨格:ボツリヌス、外傷、
中毒:CO
心因性:解離性障害、パニック

その後の検査の優先順位は
1 ECG 、CXR、血ガス
2エコー
3CBC(WBC)、生化学(Na,K,Cl)
4 血培

ちなみに慢性呼吸困難は、急性のものに付け足す形で挙げてもらった。
肺・上気道:肺炎、喘息(アスピリン)、気管支炎、気胸、咽頭膿瘍、胸膜炎、サルコイドーシス、ALS、COPD、IP、肺癌、縦隔腫瘍
神経:横隔神経麻痺、テトロドトキシン、脳幹梗塞
循環器:心不全、MI、解離、PE、心タンポ、不整脈、アナフィラキシー、心筋症、IE
筋骨格:ボツリヌス、外傷、
中毒:CO
心因性:解離性障害、パニック
血液:貧血(再生不良性)
膠原病:PM・DM

case study 「乾性咳」

8/27にやったケースタについて。
乾性咳の鑑別として、今回はproblem毎にMost likely、less likely、rareを挙げる形式にしてみた。

Most likely>less likely>rare
#1 乾性咳(咽頭発赤):マイコ > ACE-I、HIV、sarcoidosis
#2 5日続く発熱 : ウィルス 、細菌性>TB, IE, Kawasaki、sarcoidosis
#3 下痢 : ウィルス(インフル、ロタ、)> IBD, cancer
#4 労作時呼吸困難 : 肺炎>狭心症、心不全>COPD、PE
#5 両側下肢筋肉痛 : インフル>心因性>ASO、線維性筋痛症
#6 脈圧↑ : AR
#7 肥満:
#8 HTN(PCI後),HL既往: >> 血管炎

その後の検査の優先順位として
① CBC(→)WBC、Hb、Htc、
② 生化学(→下痢)Na,K,Cl
③ CXR(CTR拡大、シルエットサイン+)、肺炎球菌尿中抗原(-)
④ インフル(-)

2009年9月9日水曜日

米国式症例プレゼンテーションが劇的に上手くなる方法

「米国式症例プレゼンテーションが劇的に上手くなる方法 」

を読んだ。
プレゼンテーション力向上のヒントが散りばめられている。
ほかの大学の友たちの話を聞いていると、自分の大学は学生でもプレゼンをする機会は割りと多い方だと思うが、フィードバックがもらえないので、慣れることはできるが向上させる機会はあまり多くはないと感じている。

パワポの構成1つ取ってもプレゼンの仕方の平均値は、米国式の方が高いと感じることが多い。

プレゼン力はドクターの身に着けるべき最初の力であり、この力がその力量を反映する。・・・と1年前くらいに聞いてそのときはピンと来なかったが、今では確かに頷ける。
いかに伝えれば相手に効率よく伝えられるのか?をこれからも磨いていきたいものだ。

今日の初戦は辛勝だったようでだ。とりあえず、全体で勝てたのは自信につなげてほしい。

2009年9月7日月曜日

誰から一番学ぶのか?

一番学ぶことが多いのは、同僚や同期のような気がする。最近そう言われたし、自分でもそう感じることが多い。確かに先輩にも同期にも後輩にも恵まれるのが、理想だが。同期に恵まれるのが、仕事や勉強をする上で必須の条件な気がする。

実際、年齢や経験が上の先生はロールモデルという位置づけにできるが、接する時間は限られているし、聴くことができることもかぎられてしまう。

気がついたら今年も関東学生テニスリーグの季節がやってきた。なんか知らないがそわそわしてくるのは、自分だけだろうか?
http://www.geocities.jp/kanto_gakuren/
残念ながらコートまで応援には行けないけれど、後輩たちには頑張って欲しい。
1つのことに打ち込めるのは、学生の特権だから。もちろん勝って欲しいが、万が一結果が伴えなくても、達成感とその過程で得たタフネスやら経験やらは一生ものだと思う。
この時も同期に恵まれたと切に感じる。あの時の同期は皆、それぞれ別々の道に進んだけど、その先で活躍していて、自分だけ取り残されたような気がする。そう思えるのも、今のうちは振り返るだけの余裕があるからだろうか。
どうしようもなくしんどい状況をくぐり抜けた集団は、それだけで一種の連帯感が生まれる。

2009年9月6日日曜日

リーダー・指導医・ロールモデル

すごい指導医(研究室でいう直接指導を受ける先生を想像してもらえるといいかも)はスーパーマンでなくてよい。

・・・このことを沖縄に行って実感した。聞けば何でも知っていて、その根拠となる論文すらも諳んじることができるスーパーな人を勝手に想像していた。「それはわからない」「そうか。覚え間違いをしていた」と超有名な先生方が素直に認めるところを目の当たりにして、理想の指導医像に大きな影響を得ることができた。若手を導いていくために必要なものは、決して超人的な能力ではない。キャリアや立場を超えて共に学んで切磋琢磨できる環境を提供し、大きく逸れないように時に軌道修正をできる人なのではないか。

また、自らのステップアップのために経験が豊富な先生が自分たち学生と同じようにシャドウイングをしている現場を目の当たりにした。もし、自分が同じ立場だとしたら、同じようにできる自信がない。歳や経験を積んでも、挑戦し新しい一歩を踏み出せる可塑性は残しておけるようにしたい。

前記の指導医像に関連して、リーダー論についても若干触れておく。
理想のリーダー像に普遍的なものがないように、その組織なりその状況なりに一番最適な人がリーダーになれるのが一番だ。といっても、人によって俯瞰する能力が高い人もいれば、細部を精度高くこなせる人もいる。
時代が変われば、求められるリーダー像も変わる。日本の次のリーダーは、この国の舵をとれるのか?

研修医のための腎セミナー

に昨日参加してきた。

S藤先生の水・Naの考え方についてのレクチャーは秀逸だった。さすが、教えなれていると感じた。一枚一枚のスライドを視覚的に訴えるようなものであったし、全体の構成も、思い出すためのreview→ケース→ケースのreviewでうまいと思った。

沖縄でケースカンファに参加させてもらった時、水とNaは分けて考えるようにと教わった。その時は時間の関係で詳細を教えてもらえなかったので、のど元に小骨が刺さっているようなモヤモヤする感じが残っていた。ちょうど、そのもやもや感を払拭してもらえる内容で、最適な時期にレクチャーを受けられたことに陰ながら感謝したい。

W手医師セミナーでも講義があるので、それも楽しみにしている。

2009年9月1日火曜日

1Q84

帰ってきて、読みかけだったので一気に読んだ。過去の作品も有名なものは、だいたいチェックしている。自分は周りの多くの人のようにファンではないが、読んでも損はないと感じた。エンターテイメントとしても、教養としても、共有知識としても。
自身にとっても久しぶりに小説のジャンルの本に触れられて、抑圧された想像力をフルに発揮できるいい機会だった。

過去の社会派の作品からの影響が読みとれた。
伏線もうまく張ってあって、まとまっている印象がある。人によっては円熟の域に達したと感じるかもしれないし、人によっては若い頃の勢いが弱まってこじんまりした印象を受けるかもしれない。

一回しか読んでいないが、多くの人がいうような続編への期待はあまり感じなかった。確かに上・下でなく、book1, book2としていることからも続編が出せる設定にはなっているだろうが。その理由は、前記のように2巻でまとまりがありすぎる。1巻―2巻のつながりに比べて、2巻―3巻があまりにも希薄になってしまうのではないか?ファンや読み込んだ人にはわかるヒントや伏線があるのかもしれないが。そこらへんは一普通の読者にはわからなかった。
世界観は底流に組みしながら、人物などの設定をし直した形での事実上の“続編”の可能性はありだと思う。

Okinawa2009

2週間半で感じたこと・・・

まだまだ自分の知らない凄い人たちがたくさんいることを肌で感じた。
机上で学んだ並列的な知識を、臨床では直列に並べ替えないと使えない。
一定期間毎に外部の空気を入れないと、どんな人であれ組織であれ閉塞していく。
仕事、家庭、自分の3つの軸で常にベストの答えを導き出す。

多くの人に出会い、話を聞き、よくしてもらって、多くの刺激を受けた。
来年も訪れるだろう。先輩達の姿を見る限り、ゆっくりしている時間はほとんどないだろうけど。