2010年6月28日月曜日

海外実習報告会+卒試第1回終了

今日、卒試第1回が終わった。

日曜:帰国
月‐金:振り替えた実習+卒試の勉強+報告会準備
金:海外実習報告会
土日:卒試の詰め込み
今日:卒試第1回

という相変わらず、安全係数1の毎日がとりあえずひと段落。

報告会は、多くの方に足を運んでいただいて、とりあえず例年以上に活況だった印象だ。
ご指導いただいた先生方もお越しいただいたのは、うれしい限りだった。海外実習の準備段階から、ご助力を賜り、帰国後もご連絡をとらせていただいた。直にご足労いただけるとは思っていなかった。
また、同学年の友達も多く来てもらえたのも、例年にはなかったと思う。予行演習まで付き合ってくれた友達が、報告会も聴いてもらえたのは、うれしかった。予演からのさらに改善したところを聴いてもらえた。
報告会からその後の懇親会まで、3時間半ひたすらしゃべりつづけて声が枯れた。後輩たちの質問には、答えられる限り答えたつもり。
少しでも伝わったかな?

反省としては、
最初は緊張してしまい、若干早口になってしまった気がする。
質問に多かった英語・英会話をどう準備したのか、などをもう少し加えてもよかった気がする。

来年以降も、多くの後輩が海外で貴重な体験を積んでもらえるのを願ってやまない。


プレゼンでパワポを使うor使わないは、抽象的か具体的か話す内容によっても違うと思う。
前者はなくてもできるが、後者は必要最低限あってもよいと思う。
パワポ依存には警鐘をならす流れとしては評価したい。
Justiceの最初に問いを立てて、フロアと一緒に討論しながら、一定のコントロールをし、最後に纏め上げるのは、すごい。プロの技だ。

昨晩は、イングランド対ドイツ、アルゼンチン対メキシコを見てしまい、ほとんど寝ていない。
でも、その価値のあるハイレベルな試合だった。
特にメキシコの1点は技術的にすごい。ボールを引き付けるところまで引き付け、直前まで全くターンの方向が読めない。
映像では明らかなジャッジミスが試合の流れを大きく変えてしまっているのは、少し残酷な気がする。ここまで、トップレベルだと数cmの差の世界なので。
そろそろ画像判定を用いる時期にきているのではないか。

もう帰ってきて、1週間たったのか。まるで○年前のような遠い昔の気がする。
iPhoneをOS4にしてみようかな。

2010年6月25日金曜日

海外実習報告会

今日海外実習報告会がある。
同学年の友達に対してと、一緒に実習を回っている一つ下の学生に対してと、2回予演を行ってフィードバックをいただいた。

この報告会は、自分が2年生の頃から毎年聞かせてもらって先輩方の話に、刺激されていた。去年の報告会を聞いたと思ったら、今度は自分が話す側に立つとは。
本当は、同じ学年の人たちは卒業試験に向けて猛勉強している中、自分は残った大学での実習・報告会の準備・マッチングの準備・サッカーの応援(これはおまけか)で、あまり勉強出来ていない。
心のどこかで焦りはあるが、ベンガルで学んだゆとりで、大きく構えることにしよう。

来年以降も、海外で貴重な経験を積んでくる後輩が一人でもいてくれたら幸いです。

3時に起きて応援した甲斐があった。
世界を舞台にたじろがないプレーは成長の証。
きっとダッカの日本人の方々も盛り上がっているんだろうな。

2010年6月20日日曜日

がんばりすぎない



写真はマレーシア国立博物館の展示物
ご多分に漏れず、以下の記事とは関係ない

金沢大学医薬保健研究医学系医学教育研究センター准教授 松村正巳先生の言より
ドクターズマガジン No.128 July 2010
「」が引用
それ以外は私見

「医学部生が、それぞれの知識で診断を述べ合う行為に意義がある。正解か不正解かは二の次」

思考プロセスを具現化することで、自分の整理にもなる
これは、裏を返せば、ディスカッションの能力が系統立てて教育されていないことの裏打ちでもある

ディスカッションは「自分が正しい」と主張するのではなく
問いを立て、それに対する解をお互い出しあって一番ベターなものになるように検討するべきだ


「寺澤秀一先生に尋ねた仲間を増やすための答え『がんばりすぎないことじゃないか』」

余裕がなくても余裕があるように振舞うと、案外切羽詰まっているようで、実は余裕ってあるもの
1.がんばりすぎない
2.一時的にがんばりすぎていても、がんばりすぎていないように振舞う
やっている本人が辛いことを他人にススメることはできないし、周りもみてて一緒にやりたいとは思わないよね。
気をつけます
読んでいてハッとしました

名プレゼンテーターにも通ずるものがあるかも
すごいプレゼンでは、演者が
1.その場で話せることを心から喜び、楽しんでいることがフロアにも伝わる
2.演者のプレゼントしたいことを、こんな素晴らしいことを学んだ・知っているからフロアの方と分かち合いたいと願い、そう思っていることがフロアからもわかる

つまり、
今自分ががんばっていることは
1.それにのめり込むことを心から喜び、楽しんでいることが周囲にも伝わる
2.一人でやっても大変だし、がんばればこんな素晴らしいことを学べる・知れるから周囲の方と分かち合いたいと願い、そう思っていることが周囲からもわかる
がうまくいけば、自ずと仲間は集まってくる

Immunization



The picture above is twin tower in Kuala Lumpur. There is no relation between the picture and the following article.

Bangladesh is one of the countries which have successful immunization program. On the other hand, in Japan, the vaccination program can improve further.

The number of reported measles cases in Japan was 11,015 (8.6 per 100,000) in 2008, compare to 2,660 (1.8 per 100,000) in Bangladesh. The number of reported pertussis cases in Japan was 6753 (5.3 per 100,000) in 2008, compare to 33 (0.02 per 100,000) in Bangladesh17. We cannot simply compare the both countries. This is because of differences in health care system, accessibility to health care institution, and culture. But, these data suggest Japan can change the vaccination program better.

Hepatitis B vaccine is optional in Japan. The number of estimated patients in Japan is from 1,000,000 to 1,300,00018. In 1991, WHO recommend all children should take the hepatitis B vaccination. After introduction universal vaccination, there are some reports that acute hepatitis B reduced to 10%19. Other than hepatitis B, there are many optional vaccines, Hib, Pneumococcus, seasonal influenza, varicella, mumps, hepatitis A, and human papillomavirus. When we want to take these optional vaccines, we have to defray the cost.

In Japan, there is no combined vaccine to prevent multiple diseases except DPT and Measles-Rubella. This is partly because of delay of the permission for these useful vaccines from Ministry of Health, Labour and Welfare in Japan. We should use Combined Diphtheria-Tetanus-acellular Pertussis (DTPa), Hepatitis B and Inactivated Poliovirus Vaccine to improve our immunization compliance and coverage.

In respect of herd immunity, we should learn more from Bangladesh, and change our immunization program more strategically to reduce vaccine-preventable diseases.
After return to Japan, I want to share these wonderful experiences with other students to contribute more development for both Japan and Bangladesh.

1. Japan EPI fact sheet 2008
http://www.wpro.who.int/NR/rdonlyres/FF62334F-9818-40EA-BF07-A9808CB58921/0/EPICountryPosterdatafor2008JPN.pdf
2. YellowBook 2010
3. Vaccine. 2010;28(4):893-900.

2010年6月17日木曜日

ダッカでの研修終了





終わった。5週間は早かった。
特に最後は、1週間で予防接種の状況を調べて、まとめたので大変だった。
そして病棟は大荒れだった。

日本では絶対に目にすることがないほど、多くの幼い命が目の前で亡くなっていった。
医療は悲劇に満ちていることをこれほど思い知らされた5週間はない。
無力感に苛まれながらも、それに浸る余裕もない。

次にこの地に来るときはドクターとして、力になりたい。一緒に働きたい。
そして、その為にはまず力になれるように研鑽を積まないと。

多くのベンガルの方々とお知り合いになれて良かった。
バングラデシュが好きになったし、少しでも日本が好きになっていただけたのであれば、幸い。

偶然、休暇をとるドクターと一緒の飛行機であることが判明したので、お子様達のベビーシッターの任を果たすのみ。
後は機内で下痢に悩まされないことをただただ祈るばかり。

写真はW杯で盛り上がるダッカ。ブラジル派とアルゼンチン派に勝手に別れて、お祭り騒ぎをしている。バングラデシュの国旗よりブラジルとアルゼンチンの国旗ばかりの街場。
そして、電気屋さんのスクリーンにできる人だかり。

2010年6月9日水曜日

Nipah virus(ニパウイルス)


↑昨日村で見かけたおサルさん。記事とは無関係。サルの間でも増えすぎてFood crisesが起こり、村に出現するようになったらしい。明日はホモ・サピエンスの身に起こることかも。


http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs262/en/

上記参照下さい。
以下自分のための覚書です。
今日の帰りのバスで隣に座った技術職員さん(初対面、こういう展開がこちらでは比較的普通)とニパウイルスについて話し合いました。気になったので、自分でも調べてみることにしました。

・ニパウイルスは重篤な脳炎、呼吸器感染症を引きおこす
  初期はインフルエンザ様症状、重篤例は脳炎・痙攣、感染後24-48時間後で昏睡、脳炎発症の20%は後遺症、長期的には15%で何らかの神経学的異常を残す、死亡率は45%-75%(ただしこの値はサーベイランスの質に依る)
・ヒト-動物感染(人畜共通感染)、ヒト-ヒト感染(バングラでは約半数がこちら)
・インド、マレーシア、シンガポール、バングラデシュなどの南アジアで多く確認されている
・診断は血清学的、ELISA、PCR、蛍光抗体法、細胞培養によるウィルス分離を組み合わせる
・有効な治療法なし、対症療法のみ

・予防としては、同じく宿主となりえる豚の感染管理(小屋の掃除、アウトブレイク時に豚を隔離・屠殺、調子の悪そうな豚の世話する人間の感染予防)、感染疑い患者の早期発見・隔離

・Paramyxoviridaeに属し、Hendra virusの親戚

Narsingdi report (Japanese)




2010年6月8日、独立行政法人国際協力機構(Japan International Cooperation Agency 、以下JICA)が協力しているバングラデシュ、ナルシンディ(Narsingdi)の母性保護プロジェクトの視察に同行させていただいたので、報告します。

ナルシンディはダッカから車で1時間半程のところにあります。世界一の人口密度と言われるバングラデシュですが、ダッカの喧騒を離れると穏やかな自然が広がっています。ナルシンディはジャックフルーツを初め食材が多く採れ、ダッカから比較的近いため、ダッカにそれらを売ることで生計を立てています。

母性保護プロジェクトの地域会議に出席させていただきました。各地域にグループを作り、妊婦と胎児の死亡を防ぐ活動を行っています。この会議では、
1. 妊婦の把握
2. 妊婦の教育(妊婦検診の啓発)
3. 在宅出産、病院出産における連携、金銭的サポート
が主な役割です。地域の理解のある住民、妊婦、助産師、県の職員が参加しています。
運営費はコミュニティにより賄われていまして、訪れたコミュニティでは豊富に採れるジャックフルーツのいくつかを各家庭から寄付してもらい、その売上を運営費に当てるというユニークな方法をとっていました。この他にJICAが助産師の教育を支援しています。

その後、群の病院を訪問させていただきました。
バングラデシュでは、医師がプライベートクリニックでのアルバイトが法律で許可されています。そのため、収入につながりやすいそちらでの仕事に熱心になってしまい、公立の病院は医師不足に悩まされているという現状があります。
JICAが医療器具の導入や病院の改修を支援しているとのことでした。スタッフや機材が十分整っていえない状況の中でも、JICAの支援によりパフォーマンス向上に繋がっているとのことでした。
手術室を見学させていただきましたが、JICAの支援で導入されたオートクレーブが故障してしまい、その修理をちょうど行っていました。器具の支援は容易ですが、メンテナンス体制が十分整っていないため、支援された器具を有効に使い続けるのは、難しいです。

このプロジェクトの重要な点はコミュニティ・病院・県・中央の有機的な連携です(次ページ参照)。
地域レベルでは妊婦を保護するグループを作り、病院レベルではパフォーマンス向上を支援し、それら地域グループと群病院が妊婦の搬送が円滑に行えるように協力しています。県・中央レベルではこれらの取り組みから得た教訓を政策決定に反映しています。

 ICDDR,Bにて研修させていただく中で、多くの幼い命が失われていくのを目にし、いかに重篤な状態にならないように予防するかを考えていました。このようなプロジェクトが母体や胎児の死亡の防ぎ、早期発見早期治療に繋がれば、素晴らしいことだと感じました。

 今回の訪問は、JICA スタッフの皆様のご尽力、Y先生のご協力により可能となりました。この場を借りて感謝を述べさせていただきたいと思います。この貴重な経験を帰国後は共有し、日本・バングラデシュ双方の発展につなげられれば幸いです。
 今後ともプロジェクトの成功、益々の発展を心よりお祈りしております。

Narsingdi report (English)



On 8th June 2010, I visited Narsingdi to study Japan International Cooperation Agency (JICA)’s project. It launched the Safe Motherhood Promotion Project (SMPP) there.
Therefore, I want to report what I studied there.

Bangladesh is the highest population density. However, when we go out of Dhaka, we can see a lot of nature, for example, forest, river, and lake.
It takes half and an hour to go from Dhaka to Narsingdi by car. There is one of the famous cities for jackfruit, the biggest fruit in the world. People in Narsingdi make their money by selling those food to Dhaka..

The people in a village make a group to protect pregnant mother. I attended one of the community meetings.
Their activities are the following.
1. grasping which mother is pregnant
2. education to them (for example promotion of maternity medical check)
3. financial and medical support for them to delivery at home or in hospital
The meeting consists of members who support this group, pregnant mothers, midwifes, and a district official staff.
They make their fund from unique way. They are donated one or two jackfruit from member. They sell them and make money for their activity. I bought one of them, and donated for the community.
JICA also supports to improve midwife’s skill.

After that, we visited one of public hospitals in the distinct.
In Bangladesh, the law permits doctors to do part-time jobs in private clinic. They tend to work more in private clinic to earn their money. Therefore, there are no enough doctors in public hospitals.
JICA supports to buy surgical machine and to refit the public hospital. Those supports contribute to improve hospitals' performance in Narsingdi.
When we visited an operation room, a technician just repaired an autoclave, which was bought by JICA’s support. JICA's staff said that it is easy to give them new devices, but it is difficult to use them for a long time. This is because there is no good maintenance system. Support should not be a loss of their independence, so it is difficult.

The most important point in this project is to make good relationship among the community groups, hospitals, distinct, and central (see next page).
In community level, JICA supports to make a group to protect pregnant mother. In hospital level, it supports to improve hospital performance. Those community groups and hospitals collaborate to bring pregnant mother smoothly. In central level, JICA helps political decision making from learning of those model cases, like Narsingdi.

From studying ICDDR,B, I met many children, whose life could be helped. I wandered how prevent those children to become such a severe condition. When this project contributes to reduce preventable death, I think it is great thing.

I thank to JICA's staff and Dr.S for their help to my visiting to Narsingdi.
After back to Japan, I want to share these wonderful experiences to contribute more development for both Japan and Bangladesh.

I wish the project would succeed and develop more and more.

2010年6月1日火曜日

Official Dhaka reprot 4




Today, I visited leprosy hospital, tuberculosis hospital, and infectious diseases hospital.

Leprosy is currently not popular in Japan.
I only know that there are 2 types of leprosy, but actually there are 5 types of it.

Tuberculosis(TB) is also popular in Japan. There are some campaign to let people know the disease.
There are no effective immunization. BCG only prevents children from becoming severe condition. It's not cost-effective.
There are so huge ward in TB hospital. Doctor have to manage MDR(Multi-Drug Resistance) TB

In Infectious Diseases Hospital, we can see tetanus and measles.
There are so many dogs in road. People sometimes are bitten by them.
Because of vaccination program, there are few patients there.

There are so many limitation, human power, instruments, and medicines.
It is easy to complain, but the complain doesn't help anything for the patient.

When they want to take surgery for their children, where they take a surgery is depend on what class they are, it means how much money they have.
I could study that there are so many barriers which individual could break.

There is some different between patient satisfactory and doctor's recommendation.

Personal Dhaka memo 5




雨期が始まった。
デング熱が流行る前には、この地を去るが、これからが流行りどきらしい。
こちらの蚊は比較的動きが鈍い気がする。片手でも簡単に仕留められる。

現在、J○CAの方と交渉して機会があれば、こちらでの活動を見せて頂き、郊外の生活も覗ければと模索中。

Fa○ebookがこちらでは、つい最近現地政府によって禁止となったそうで、全くアクセスできなくなったらしい。
元々使わせてもらっているネットワークがアクセス拒否の設定になっていたので、自分としてはあまり変わらないが。

マンゴーがおいしいので、毎日朝晩食べている。安くて甘い。
後は、ジャックフルーツ、ライチ、ココナッツを食べたい。
ということで、ライチをマーケットで購入してきた!!

なぜかブラジルとアルゼンチンの国旗が町中に。
聞くところによると、ワールドカップが始まるかららしい。
皆強い国のファンにこの時期だけなるのかな??

いろいろと考えさせられる経験をしている。