2009年8月1日土曜日

case study 「進行性神経障害」

A 30-Year-Old Man with Progressive Neurologic Deficits
N Engl J Med 2009;360:2341-51 Case 17-2009

今週の担当は自分だった。同学年の半分夏休み(半分づつ2週間休みをとる)なので、人が集まるか心配だったが、5人も来てくれて、突貫工事で準備した甲斐があった。経過が長いので、経過をフォローするだけでも大変だった。2週に分けようかとも途中思った。情報量が多いので、ケースレポートからうまく取捨選択できるとすっきりプレゼンできるのだろうが、自分にはまだそのような力量がないので。

D/Dxとしては
SLE、RA、べーちぇっと、angiitis、Wegener, AOSD, PN, Reiter,
HIV(PML)、HSV、梅毒、TB
MS,TS, 海綿状脳症、
Brain tumor,白血病
PSL副作用、stroke, ペラグラ(B3)、脚気(vitB1)、Wernike(B1), 亜急性混合性脊髄変性症(VitB12)

MSとベーチェットが2大候補として残り、どちらかというとMSっぽいという議論議論の方向性としては
結局経過が全部提示するだけで2時間かかったので、最後の方の鑑別診断除外のための細かい過程や生検組織や剖検組織の所見については飛ばしてしまった。