が先週から施行された。
・本人の意思表示がなくても親族の同意で移植が可能に
・血縁者優先
が大きな変更点だ。今まで、意思表示できなかった小児についても脳死移植が可能になる。
虐待で脳死となってしまった児からの移植をいかに防ぐかなど、現場では危惧する声が聞かれる。
日本が大きな改善ができる分野として、Transplantation, Critical Care, Emergency Medicineだと思う。
Transplantationが不十分な理由を挙げようとすれば、初期にグレーな移植が行われていた、国民性として寄付という文化がない、親族が悲しんでいる際に移植提供を心情的に認められにくい、など枚挙にいとまがない。
今まで、日本は、他国に渡って移植を行っていた。
しかし、臓器売買などダークな商売の温床になっているとの非難もあり、WHOも渡航移植について規制をしていく流れになっている。
今まで、「死」について扱うのは社会一般としてタブーとされていた。
脳死に至るのは1%だとしても、その1%になった時にどんな最後を迎えたいのか、自身と周囲が考えておくいい機会になれば。
雑誌スピリッツの「新ブラックジャックによろしく」が終わった。
ちょうど非血縁者からの臓器移植について扱っていた。
この時期に終わらされるのは、これからしばらくはセンシティブな時期に差し掛かっているだからだろうか?
「脳死」になった際にどうしたいのか?
国単位で、移植しか治療の手立てがない方をどうしていくのか?