2010年9月28日火曜日

ウェブで学ぶ

「過去に自分が歩んできた道のりの中でたまたま学ぶチャンスのなかった知識の欠如で未来の可能性が縛られるのはたまらない」という気持ちが起業家には強く、独学により自ら道を切り開く。起業精神と独学は不可分なものである。

「英語ができる、できない」といったテクニカルな問題よりも、世界への関与についての意志、最初から普遍を目指す「心の在りよう」のようなものが、「グローバル展開への強烈な意志」の背後にある。グローバルウェブとローカルウェブという2つの並列した枠組みで捉える必要がある

人生におけるどの時点においても「学ぶ者」にも「教える者」にもなることができ、さらに自分の意志次第で「学びながら教える者」にも「教えながら学ぶ者」にもなることができる

プロジェクトに助成するのではなく、大きな流れを作り出す方向性に助成する

1 何か構想を打ち出して始める 2 コツコツとかなりの期間やってある達成がなされて一部から高く評価される 3 4 5 ・・・・・世界を変えるほどとてつもないものに

シリコンバレーの存在理由は「世界を変える」こと。「世界を良い方向に変える」ことだ。それをやり遂げれば、経済的にも信じられないほどの成功を手にできる by Steve Jobs

自分たちの持っているアイデアやノウハウをオープンにしないよりは、オープンにした方が、最終的に自分たちに利するものを増やすことができる
そして、自分たちが持っているものを他人に惜しみなく分け与えても、自分たちはその先のさらなるフロンティアに進み、イノベーティブなリーダーだあり続けられる

テレビを見る時はみんな頭をOFFにしたい。コンピュータをつける時はみんな頭をONにしたい。 By Steve Jobs

どのような「師」や「同志」に出会うために、どのような「学びのための環境」に身をおきたいか、を考えるのは非常に重要

運や偶然をつかむ秘訣とは、誰かの心に印象を残して、大切な時に誘われる能力

「学んだことで、誰かの役に立てる」と実感することは「学ぶためのモチベーション」としてとても重要であり、実社会の中で役立ちながら「自分がさらに学ぶべきこと」を見出せる可能性も大きくなる

「こうすれば全ての問題が解決する」という処方箋など存在しない中で1番大切なことは「未来は予測不能」という前提に立って、一人一人が少しでも可能性があると思える方に向かって行動し試行錯誤を繰り返していくしかないのだ

自然過程に身をゆだねるとローカルになる。その過程に敢えて抗してグローバルな潮流に乗ることが大切。「自分という人間を使った壮大な人体実験をする」ためにこの人生を生きている。

以上印象に残った言葉。
以下感想。

意欲はあるけど「持たざる」ヒトのために何ができるか。それが、「持ってしまっている」恵まれた環境にいる自分達の責任なのではないか。まずは、役立てるだけの力を身に着けないと。意欲はないけど「持ってしまっている」ヒトに囲まれて自分を見失ってしまわないように。

「ウェブ進化論」を前大学の卒業前に、その5年後に本書を現大学の卒業前に、巡り合えたことに感謝したい。
後半年で(一時?)学生生活は終わるが、Open Educationを用いれば、いつでもどこでも意欲さえあれば勉強できる環境がある。