2010年9月21日火曜日

メディカルスクール制

懇意の方が韓国にメディカルスクール制を研究しにいらっしゃるとのこと。

メディカルスクール:米国のように4年間他の学部を卒業した後でないと、4年間医学部にいけない制度。

以前このブログにも少し言及した↓↓
医療崩壊、メディカルスクール制、医師の一般常識

少し、日本の現状、米国との比較、韓国について(は知らないのでこれからご教示いただくことに)を一考してみたい。

日本で一番メディカルスクールに近い形式なのは、T海大学だ。当時学長をなさっていたK.Y先生がメディカルスクール制の導入しようと、その走りとして、学士編入枠を増員したと伺っている。現在もT海大学では編入生枠が他より多い(110名中40名、通常編入制度を採用している大学でも5-10名程度)。
又聞きで申し訳ないが、その際の改革ではだいぶ周囲からの反発があったと伺っている。その教訓を知ることができれば、今後の参考になるかもしれない。
そのほかにも、いくつかの有名病院は、メディカルスクール設立を見越して、敷地を確保したとか実しやかに囁かれている。

韓国もメディカルスクールに入学するためには、相当高いスペック(学歴や留学、語学などを数値化したもの)が必要ではないか?

米国もメディカルスクール制を導入している。しかし、高額な学費のため、医師になった時点で、多くの借金を背負ってのスタートとなる。だから、皆超必死で勉強するし、モチベーションも高い、という利点がある。反面、収入の高い専門科を志向する傾向にある。

韓国のメディカルスクール制について伺える機会を得たので、これを機に考えていきたい。

今日の卒業試験を乗り切れて、一安心。また来週も再来週も・・・と延々続いていくが。