2010年9月21日火曜日

A-PBL2




Advanced Problem Based Learning第2弾。
PBL: ケースを軸に少人数でグループ討論やグループワークをして勉強する手法
A-PBL:そのちょい凝った版。自分の造語。

9/18-19に筑波で行った「医学生のための感染症セミナー2010秋」の中で、組み込んでもらった。

3月にやらしてもらったもののパワーアップバージョン。

①グループワーク前に全体で鑑別を系統的に挙げる
最初にVINDICATE×SYSTEMのマトリックスは配る
2人チームで5分考える→全体で集約10分

②今後の方針をより具体的に、入院指示書、入院加療計画書の作成
よりレジデントっぽく、患者への説明はボーナスステージ扱い

③指導医へのプレゼン+質問を短時間化

といった変更を加えた。オーダーした結果しか返ってこないことや、時間の制約のある中で作業をすることが実践っぽいと、今回も好評で良かった。

終わり際に
「講義形式で学生が学生を教えるのには限界があるが、このように少人数でやってやり方を一工夫すれば、無限に学ぶことができる。今日やった資料は全て差し上げるので、持ち帰って各大学で広めて下さい。そして、その感想を聞かせて下さい」
と言ったら、早速使いたいという連絡をいただいた。ありがたい。

「この方式のケースを、各地で作ったプールすれば、もっと簡単にできるようになるのでは??」というご意見もいただいた。

自分が研修医になったら、担当した学生に
①この形式で、シュミレーション後に外来に投入
②既に入院している方の、入院までの経緯をこの形式で追体験してもらう
ことを考えている。

この企画は、同時で4つのブースを動かすので、ファシリテーターがやりにくくないように、また全員が満足度が高いように、時間配分や進め方にものすごく気を使い、自分自身の勉強にもなった。