2009年11月13日金曜日

教養のためのブックガイド

「教養のためのブックガイド」 東京大学出版会

読了していないが、気づいたら半分読んでいたので、ここまでの感想を。

教養とは、自由を使いこなす力だと思う。現代は、過去に比べてこれ以上になく、自由だが、それを使いこなす力がないため、思考停止し、誰かに・何かに縋ろうとしている。なんとなく流されるということが多くはないか?

教養とは、運動をする上での筋力や体力と同じようだと思う。これらだけでは、競技がうまくなるわけではないが、これらが素地にないと長期的な伸びは期待できない。そして、今日明日の試合にすぐ効果の出るものでもない。
「教養を身につける」とは、「脳の鍛え方を習慣づける」ことだと思う。先ほどの比喩に例えれば「ランニング・筋トレをする習慣づけ」をすることだと例えられる。

学生でいられるのは、後1年半もない。この段階で再認しておいて良かった。
大学一年生になったばかりの鬼のように、何かに憑依されたかのような知識に対する(特に受験勉強以外の知識に対する)貪欲さを失いかけていた。