2010年2月7日日曜日

当世医療事情

「他の国に目をやれば、
診察を受けるだけでも1ヶ月先という国もある。
お金がないから、事故で失った2本の指のどちらかしかつなげることができない国もある。
日本にはいるから、そのありがたさがわからないだけで、3時間待って3分しか診てもらえないと文句をいうこともできるが、アポなしで来院しても診てもらえるだけでもすごいことなんだ。
確かに改善点も多いが、それでも日本の医療の肯定すべき面も多くある。」
日本人は、質の高いサービスに慣れすぎてしまっている気もする。
公共サービスを利用する際の最低限のマナーを身につけるべきではないか。

「中小の規模の病院が、どんぐりの背比べのように並列にできてしまったため、各施設で全科を揃えるのが難しくなってしまった。メディカルセンター構想として、地域で集約させないと、回らなくなってきている。」
集まれば、総和以上の効果、相乗効果が期待できる。
戦力の分散、逐次投入は、潤沢に戦力が確保できない状況では、見直すべきだろう。

「隣の庭は青い
プライベート重視で生活していると、もっと仕事に打ち込んでおけば良かったと思うだろう。
仕事中心の生活をしていると、生きていく糧を得るために仕事をしているのか、仕事をするために辛うじて生きているのか、わからなくなってくるだろう。」
一個人を押しつぶせるだけの仕事量は、簡単に手にしてしまえる。
いつになっても、ライフワークバランスがこれで良いのかという自問自答は終わらないのだろう。
最低限の持続可能性を担保しつつ、若いうちに最大の負荷をかけ続けるのは、難しい。

iTunes Uを初めてダウンロードしてみた。講義を無料公開したり、カンファをネット配信したり、大学のオープンに教育を行う使命感は、見習うべきだろう。いつまでも、囲い込み型、タコツボ型では、質を向上し続けることはおろか、維持し続けるのも難しいだろう。

明日から、県北部の診療所にお邪魔します。