2009年4月19日日曜日

ローマ人の物語2

「勝者の混迷(下)」「ユリウス・カエサル ルビコン以前(上)」

~奴隷とは自分の運命を自身で決められない者のことをいう~
決断を迫られた時(迫られるであろう時)に選択肢をいかに多く残しておくか?もし1つしか残されていなければ共和政時代のローマの定義では奴隷ということに・・・

~指導者に求められる資質は次の5つ。知性、説得力、肉体上の耐久力、自己制御の能力、持続する意志。カエサルだけが、この全てを持っていた~
こんな資質を1つでも有していれば「当代きっての~」といわれるだろうに、5つも有していればもはやカリスマ。生まれもった資質+時代の要請+生後の教育・本人の努力+α+・・・それら全てが合わさって彼を生んだのだろう。

この頃日本は弥生時代。ローマの方が進歩していたとか、全くいうつもりはない。ただ、特筆すべきはローマの人々は書き残していたことだ。弥生時代にも様々なドラマや今から観ても学ぶべきことは多々あるはずだが、省みれる資料が(あちらさんと比べて)多くないのが惜しい。