2009年4月26日日曜日

ブタフル②

WHOの発表ではphase3からの引き上げは見送られた。phase4は持続的にヒト-ヒト感染が起こっていると認定された状態。しかし、まだそのように判断を下すだけの情報がないので、今回は見送ったという感じだ。

メキシコではパニックにはなっていないが、学校、図書館、美術館などのヒトの集まる施設は閉鎖されている。

現在までのところ、CDCでも流行地域への渡航は止められてはいないが、流行情報に気をつけることや、積極的に感染防御を行うように推奨している。
日本では、JTBがメキシコへのツアーを中止はしないが、キャンセルの際にキャンセル料をとらないとしている。メキシコ帰りの便には、SARS以来お馴染み(?)のサーモグラフィで発熱の有無を検査するなど検疫を強化している。
ブタ肉を食べても問題ないとのこと。

発表されている感染者数や死亡者数がどこまで正確なのか?実際は検体(この場合鼻腔内をぬぐったもの)からブタフル特有のRNA配列を検査しない限り(今回流行の株は今までのヒト・ブタ・トリインフルエンザからは見つかっていない特有の配列があるので)、断定はできない。カリフォルニアやテキサスで確認された感染例ではこれらの確認されている。メキシコの発表ではどこまで確認されているのかは自分の調べた限りでは詳細はわからなかった。

出来る限り正確なに基づいて、冷静に対応するしかない。今後も推移を見守ろう。