2009年4月20日月曜日

立花隆

立花隆氏に私淑している。

それまで家では親の本の中に立花氏の著書も混じっていたが、見たことがある著者であることくらいにしか最初は印象がなかった。
高1の時に夏期講習でお茶の水に足を運んだ時に、昼飯代を削って初めて買った文庫以上の本が「脳を鍛える」。一読して大部分には理解が及ばなかったが、世の中には自分の知らない面白いことがこんなにもあるのか!!・・・と感銘を受けた。それまで、知識とは教科書と少しばかりの文庫本やテレビが全てであった自分にとって、衝撃というより全ての見方が変わったというくらいインパクトがあった。

一読した本の再読はしないが、この本と司馬遼太郎の「竜馬がゆく」「坂の上の雲」だけは再読している。学生のうちにこの3つは必読。「竜馬」と「坂の上」もいつか詳しく触れたい。

圧倒的な資料・取材・勉強に裏打ちされ、さらに飲み込まれずに、それらを統合する執筆力は凄い。

私淑(ししゅく):私(ひそか)に淑(よ)しとするの意。個人的にこの言葉の響きや意味が気に入っている。ちなみに直接教えを乞うていれば親炙(しんしゃ)。どちらも良い日本語。