2010年5月29日土曜日

Personal Dhaka Memo 2


題名をReportではなく、Memoにすることにした。

「こちらの下痢はたちが悪い。全て持っていかれる」
自分のは、Traveller's diarrheaの60%がETECであるとの考えから、毒素を腸管から出しきってしまえば治るだろう、と整腸剤のみで粘っていたが、一週間しても治らないので、ついに抗菌薬投与を開始した。1日でかなり腹痛は収まり、抗菌薬の偉大さを身を持って実感させられた。
他の国から来ている医学生も下痢にやられている。自分よりもかなりひどいらしく、血便にまでなってしまったらしい。
食べたものも、飲んだものも、やる気も、そして時には命も、持っていかれる。

ちなみに、こちらでの下痢トリアージは①血が混じっていないか、②いつから続くか、③発熱は、の3つ。確かにかなり的を得た質問だ。

暦上は齢を重ねざるを得ない日は、1時間に1回のトイレとの往復で費やされた。


帰国後発表会があるが、今年は人数も多いし、オフィシャル以外でも貴重な経験をしている人も多いはず。
何とか皆の経験を後輩に伝えられないものか?
この海外実習発表会は、自分が入学時から欠かさず参加していたもので、多くの刺激とやる気をもらってきた。自分としては、5回目でついに聞く側から話す側になるわけだが、何とかその恩を少しでも返したいところ。
現在、妄想中なのはオフィシャルの報告会後、懇親会の会場にプロジャクターを持ち込んで、そこでセミオフィシャルに追加できないかと考えている。
事務の方と連絡を取ってみようと思う。インターネット環境がかなり貴重かつ不安定なので、妄想が現実化するかは不透明。

今現在の世の中の流れとして、PowerPointは時代遅れと化しているらしい。
紙芝居を使わないと、伝えたいこと伝わらないなんてプレゼンテーター失格ってことか。もっと精米率を上げて、言葉だけで伝わり、オーディエンスと対話しろってことか。
確かに、巷で名演説と言われるものは、パワポに頼っていない。
個人的には、PowerPointなし、もしくは枚数を限りなく減らしたプレゼンへの道を模索したい。

複数の信頼できる筋から得た情報では、Michael SandelのJusiticeが熱いらしい。
見たいけど、ここのネット環境(って言っても5分歩かないとネット環境にすらアクセスできない、この文面も宿で書いてアクセス環境まで行ける時にアップしている)は動画再生できないナウ。くそー早くチャックしたいのに。
スーパーな授業・演説・プレゼンを聴いて、それを糧に名プレゼンを模索したい。

Kindle bookで購入した。Mountains beyond Mountainsを読んでいる。
Paul Farmerカッコ良すぎる。確かに、こちらに来ている外国のドクターでFarmerに似た境遇の方もいらっしゃる。