2009年12月14日月曜日

ローマ人の物語6

ローマ人の物語 悪名高き皇帝たち[一]~[四]

ユリウス・クラウディウス朝末期とその終焉が描かれている。
皇帝ネロの暗殺は、アウグストゥスがこだわった血の継承がついに元老院と民から捨てられた時だった。

積極的な反体制とは、例えれば野党が「シャドウ・キャビネット」をつくり自分たちが政権を奪取した暁にはこのような国にしたいとビジョンを示すことだ。しかし、積極的な反体制を示せない時、人は安易な批判に走る。権力への批判がウケルというのは、この時代も現代も大差はないだろう。

この時代から学ぶべきことも多い。遺伝子と同じように人の本質は劇的には変化をとげるのに、わずか2000年たらずでは十分でないからだ。いくら文明が進化した、環境が変わったといってもそれを扱う人はほぼ同一といっても間違えではない。過去からの遺産を引き継いでいる以外では。

自転車通いも悪くはない。疲れるが。水曜の降水確率に一喜一憂している。10%下がった!!