2009年12月16日水曜日

中核vs革マル

中核vs革マル(上) 立花隆

東大闘争や浅間山荘事件など、考えてみれば自分の親の代が学生であった時代のことは何も知らない。
まだ、日が浅く解釈がなされておらず「歴史」となっていないからだろうか?「歴史」になってはいなくても過去から学ぶべきことは大いにある。
読んでいてイデオロギーに殉じることの危うさを感じる。大義を掲げることは必要性はわかっているが、それが内包するあいまいさ・胡散臭さにも注意をはらうべきだ。
一方で、これだけのエネルギーや情熱をもって(発揮の仕方は決してスマートではないが)本気で社会を変えようという力を学生がもっていた。今の学生が大人しすぎるだの、年配の方に言われるのもよくわかる気がする。裏を返せば、自分たちの世代も「腰を入れれば」このくらいの原動力をもっているはずだ。内に秘めて有効利用したいものだ。

今週は片道1時間半で自転車通学している。
病院のすぐ横に下宿させてもらって、歩いて通えることのすごさを改めて認識した。
家では一切暖房器具を使っていないため、手が悴む。通学中、2重手袋でも手が悴む。本格的な冬到来を感じさせる。