煙か土か食い物 (講談社文庫) 舞城 王太郎
小説は久しぶりに手にとってみた。
スピード感と圧倒する文章は凄い。
基本展開が唐突で、面食らうこともあるが、それが歯切れの良さにもなっている。
自暴自棄になりがちなシローの気持ちもわかるぜ!!ヘイヘイヘイ
誰もが内包する暴力性は、眼をそむけているといつか爆発するだろう。心のドレナージも時々しないと?
今の自分を、ボロボロのシローに投射してしまった。未成熟な精神防御機構を使ってしまった。
満身創痍でイヴに読むには最高の出会いだった。
顔面はダメージを受けたが、幸い眼に支障がなくて何よりだったぜ。
眼と片手さえ残っていれば内科にはなれるし。ミリ単位で動かしても痛いし、不自由さもあるが、明日もとりあえず活動しよう。
止まっていると不安になってしまうからか(動いていると余計なことを考えなくて済むからか)、酷使していることに快感を感じているからか?