2010年3月26日金曜日

視聴率というアウトカムはスケープゴートを造り出す

視聴率というアウトカムだけでは、どうしても恐怖や危険を煽る方が、安全・安心を伝えるより衆目を浴びやすいだろう。
そして、スケープゴートが作られる。
・薬害エイズ事件→安部英医師
・●コナのトクホ取り下げ+回収騒動→●コナ
恐怖、危険の原因を何か1つに絞って徹底的に攻撃することで安心感を得る。
事件を教訓に建設的な考えよりも、先に恐怖、危険の除去に躍起になる。

学校のいじめとよく似た構図が作られる。
誰か特にその人に否があるわけでもない一人をターゲットとして、仕立て上げ、皆で攻撃することで安心を得、集団欲を満たす。自分はマジョリティでよかったよかったと。

誰かに作られた雰囲気やなんとなく皆がその方向に流れがちになる「風」に違和感を感じてしまう。へそ曲がりなだけかもしれないが。

以下「社会の敵」と感染症(感染症診療の原則より)
http://blog.goo.ne.jp/idconsult/e/b563f11ab47e5f007d0a66368d6c2548

安部英医師「薬害エイズ」事件の真実 武藤 春光,弘中 惇一郎著 現代人文社
を図書館で借りて読むことにしたい。

話は変わるが、
よくテレビのニュース番組で、新聞記事を並べてみたり解説してみたり、「〇〇新聞によると・・」と言ってみたり、することにものすごく違和感を感じる。ちゃんと裏をとって自分のニュースとして報じればいいのに。
この不景気で、番組制作費が削られているのは、よくわかるが。

また話は変わるが、
最近、民放でも他局を扱うことが以前よりタブーではなくなってきている。
以前は他局の名前を出すのすらタブーだったのに。
時代が変わったのか、テレビ全盛期が過ぎ民放は一致団結しないと乗り切れないからなのか。