2009年5月1日金曜日

ローマ人の物語3

「ユリウス・カエサル ルビコン以前(中)」「ユリウス・カエサル ルビコン以前(下)」

~批難とは総じて批難される側よりも批難する側を写すことが多い~
他人のnegativeな面を捉えている時、自分自身も持っている後ろめたい面の投射であることが間々ある。他人に対する不満は自分自身に対する不満の鏡なのか。

~カエサルは自分の考えに忠実に生きることを課した~
首尾一貫するというのは、口で言うのは簡単だが、実際は難しい局面に立たされることも多い。
他人も自身も納得するには、自分が決めて自分で課した芯を自身に通す。そんな人になれれば・・・

ガリア戦役後、ついに始まるカエサルとポンペイウスの激突を期待させる静かな記載が印象的