「ユリウス・カエサル ルニコン川以降(中)」「ユリウス・カエサル ルニコン川以降(下)」
カエサルの「寛容」姿勢で温存された反カエサル派によって、暗殺される。「寛容」の精神は、優位に立った際に周囲の懐柔を容易にする(いわゆる雪崩現象)反面、許された反抗勢力の温存を許してしまうという面もある。
教師と医師の社会的地位の向上は、カエサルによるところも多いらしい。
元々ローマ人は子供の教育に熱心で、ギリシャ人の奴隷教師も高額で取引され、高待遇だったそう。教育の医療はどの国、時代でも大切さは変わらない。
初代皇帝アウグスツゥスの誕生。キリスト誕生時のバックグラウンドが追えたので、中高時代に感じていた聖書に対する一抹の消化不良感が払拭された。
これから「史上最悪のインフルエンザ」A・W・クロスビーを読もう。