「ハーバードの医師づくり―最高の医療はこうして生まれる 」
実家の本棚に置いてあったのを再び手にとってみた。5年前くらいの自分とは置かれている状況が異なるため、再読すれば違ったものが得られるのではないかと、斜め読みした。
米国で学ぶ医学生の大変さ、必死さを垣間見れて、いい刺激となった。
教育熱心な方々の善意に支えられて、充実した教育プログラムになっている。ロールモデルとしたい尊敬できる方にも多く出会える予感がする。
この本の出版(2002年)と比して、日本でもOSCE、advanced-OSCEの導入など改善がみられていることには一定の評価をしたい。
せっかく日米両国の医療を経験する機会を得た筆者であれば、報告にとどまらず、現状の日本の医療で取り入れられるところまで言及してもらえれば、さらによかったと感じた。