2010年4月12日月曜日

読中感、新党、アウトプット、精米率

安部英医師「薬害エイズ」事件の真実 武藤 春光,弘中 惇一郎著 現代人文社

出発までに読み終える予定だったが、1/4しか読めずにタイムリミットに。

言い分は双方から聞くべきであるが、マスコミ・検察から一方的に垂れ流される情報だけで判断することが如何に危険で、操作されかねないかを実感させられる。
世論-検察-マスコミが一直線に並んだ時に人権侵害の温床になる。

問題が起きた時に、それを個人に帰するか、システムの欠陥や改善につなげるか。
切腹の文化があるからか、誰かが責任をとらないと気が済まない「空気」を醸し出している。
問題が起きるたびに誰かが責任をとっていたら、マイノリティーな民族はすぐ適任者が枯渇してしまうのでは?


地球のほぼ裏側ではシルバー政党の乱立で湧いているようだ。
あるサイエンティストが自分が若手の研究資源を奪ってしまっているのでは、ないかと後ろめたさがあるとの言があった。
使えるマンパワーも財力も限られているのだから、「老害」にならないように引き際を見極めるべき時もあるのではないか?


教えることは2度学ぶことだ。
M大学で休日にも関わらず、溢れんばかりの情熱と人数の学生を目の当たりにして、ハングリーさを失いかけている島国に思いを馳せた。文字通り溢れていて廊下や階段の床に座ってインプットとアウトプットをしたり、ラウンジで討論したりしていた。こうやって、ディスカッション能力を醸造しているのだろう。
アウトプットしよう。ここでも。

他の人にわかり易いアウトプット・プレゼンをするには、反復と絶え間ぬ研鑽が必要なんだろう。
本当に伝えたいメッセージがあれば、スライドなくてもマイクがなくても伝えられる。
まずは、何が伝えたいメッセージなのかを自分の中で、大吟醸のように磨き、そぎ落とすことから始まる。精米率が上がれば上がるほど、伝わるし印象にも記憶にも残る。